モノローグ天井桟敷

ショートでは悲劇ロングでは喜劇    本当はみんなコメディ

お断りの仕方

キヨミの落語家宣言でツイートした。

平安の今様が現代風に蘇る。
これまでは「あわれをせんとや生まれけむ  B子をせんとや生まれけむ」
これからは「笑いをせんとや生まれけむ  落語をせんとや生まれけむ」
あの大根は蕎麦つゆに付けた残り物では? 例のそば弁当の中にもあったよね。
#ちりとてちん #平清盛

清盛は、確か海賊王宣言だったような・・・(笑)→ワンピース

公然と宣言するからには、不退転の覚悟があるはず。
お母ちゃんは、きっと匂いでキヨミの心情を察知したのだろう。
大根おろし対決は、お母ちゃんらしい「緊張と緩和理論」を
応用した思いやり。つまり、落語そのもの。

寝床の場面で「春夏秋冬」が使われていたでこちらもツイート。

寝床でのBGM「春夏秋冬」(終わる・・全てが始まるさ)
キヨミも友春もおじいちゃんも断られた。
断りは終わりであり始まり。そうして全てが報われる?
キヨミ「報われるんて何やろ。誰のことやろ」
正太郎「わからん。ほんでもぉ仰山笑ろうたらええ」#ちりとてちん

断られる方はペチャンコになるほどきついが、断る方も難しい。
ミキヨの断り方は大人の言い回しになっているが、
よくできましたと誉める気持ちにはなれない。あれは作者の言葉。
(道化師のようなアホボンを応援したくなる。自分と同類。)

友春のダメージは大きい。
むしろ、顔も見たくないと言われたほうがすっきりするかも。
男は思いが後を引きやすいのだ。(by順子)
友春がどう変わってていくのか。後半で驚愕の展開が待っている。
一生懸命なアホほど愛おしいもんはない・・・

一方、草若師匠は、おもろいキヨミ(喜八)を受け入れたくても
安易には踏み切れない。パワー不足か。芸が落ちたからか。家賃か。(笑)

本当は、キヨミへの思いやりではないかな。(少し浅いが)
落語という形のない芸で人を笑わせることが、どれだけのものか。
それを一人やり遂げることがいかに厳しいか。
地獄を味わった師匠は、骨身に沁みて知っている。

しかし、師匠はキヨミや和田家を取り巻く状況を断片的にしか知らない。
キヨミは一人ではないのだ。それが、師匠をも変えていく原動力。

ドラマも、一人では展開できない。
ちりとてちんの大きな魅力は、全ての人が輝いていること。

それでは、また。